CLANNADの中のストーリーの一つ

この日記は読まない方が良いです。





彼氏が足の病気で、足を今まで命みたいに大切にしてきたから、手術を拒み、死を迎えようとしていた。
その病人の彼女は、泣いて悩んでいた。
その時に、出会った人に話しを聞いてもらうことになり、その人は…こう言葉を続けた。



「 目的と夢を失ってしまうことは自分自身を見失うことと同じだ

一つでいいから何かを信じて突き進めばいい…か

なんて無責任な言葉だ


生きる意味を探すことは簡単で難しい

けど、生きるということは、一人じゃないということだ

支えてくれる人がいて、初めて人は立つことができる

そして立つことができるから、前へ歩くことができるんだ


友達は大切だ。それは間違いじゃない。

生きていく上では大きな支えになるだろう

だが、結局は他人なんだ

生きる意味にまではならない

だから、愛人の力が必要だ。

支えるというのは難しい

背中を押すというわけじゃない

手を引くわけでもない

君の大切な人は、きっと暗い世界の中にいるんだろう

どこを見ても真っ黒な、自分の姿さえ確認することのできない悲しい世界だ。

だから、まず灯りを持っていってあげるんだ

遠くから照らすんじゃない

二人の足元がわかるくらいの小さな灯りを

そして歩けばいい

二人でしか作ることの出来ない、小さな灯りを抱いて未来へ

説得に嘘は間違っている

だとしても、そこに愛があるなら…嘘も真実だ 」


そして…この物語の中で、ここで流れでの嘘は付かれた。
彼女が考えた、説得するための嘘だ。

赤ちゃんが欲しいという…家族のぬくもりを二人で築いて味わいたいという、作り上げた未来への未だ想ってもいなかった、思いを嘘で作った。
そして、暗い世界への彼へと、女の子は嘘を語りかけた。
でも、それが嘘でもそこに愛が、恋があるなら…嘘でも真実なんだ。
作り上げた嘘の思いがが今真実の想いになるんだ。
それが…生きることをあきらめ死を待っている病人の彼へ…彼の中の暗い世界へ…小さな灯りを照らした。
それで闇は光になる。
人を…救う。

だが、彼は大好きな彼女に迷惑をかけたくない。
病人である彼が手術を受ければ、足がなくなる。
そうなれば、彼女に負担がかかる。
それは、彼氏としての彼は嫌だ、という。
だから、彼は手術を拒んできた。

が、そこで決心した彼女は言う。
『たとえ足を失ったとしても、私を抱きしめてくれる腕が残っています。』
と。

『それは私に十分すぎるくらいの温もりを与えてくれます。』と。

まだ、続き彼女は話す。


『隣で支えますら…』。

『無理に引っ張ったりしません。』


『押したりもしません。』

『一緒に並んで…寄り添いながら歩いていきたいんです。』


『手術を…受けてください』


そして、彼が言った。
『ボクは生きなきゃいけないなかな…』と。

『当たり前です。』と彼女は言う。

そして…彼は…笑顔で手術を承諾した。


そして、二人は…。