「時流の海」(詩)

この日記は読まない方が良いです。






風が流れてゆく 白い滴をのせて


塩っぽい酢の涙


心に 通じる涙腺へ


人の 何かの 生命の死ほど 切ない海はない




歴史は繰り返される 似つかない形にして


灰色の展示されるページ


形に 見えぬ魂吹き込む


何故 僕は泣くのだろう

何故 心で嘆くのだろう

何故 感じるのだろう



形あるものはいつか壊れる

だとも何かが残る

刻まれたものは形消えど 何かが残る


感情ありき恐れたる


贄という愚かな儀式

自己満足の平和


人の 何かの 生命の死ほど 切ない海はない


それは機械か人形か生命か


形に 見えぬ魂吹き込む



人の死ほど切ない海はない