ちょっとした決意

この日記は読まない方が良いです。






ここ最近は俺の心の波長が妙だ。


今日はかりんとメールした。電話も少し。
テレビを見ていたら、怖い映画があって恐くて動けなかったらしい。
だから、俺は何も思いつかず慰めの手段として何か力になりたいと一瞬思って閃いたのが『電話でもするか? 気が晴れるぞ? 』という思いだった。
言葉とは言えない、思いだ。唐突に言ってしまった。メールでだが俺は会話をしている感じだったから唐突に言ってしまったんだ。(正確にはメールを打ったという)
返事は無理だといっていた。俺と電話をするのが嫌なのではなく、恐くて泣いてしまう姿を電話で聞かれたくなかったのだった。
その後全く動けずチャンネルも変えられないということで結局電話した。
慰めようと・・力になろうと・・彼女の恐怖を電話で追い払ってやろうと思っていた。
けど、いざ電話で話すと思っていた言葉すらも心から消え去り何もちゃんとしたことは言えなかった。初めに言ったのは『大丈夫か?』か『恐い映画見たって?』か『どんな恐い映画を見た?』のどれかが電話に出て一番初めに言った言葉だと思う。
声がかすんでよく聞こえなかった。泣いてるように感じたが、そうじゃないようにも感じた。わかったのは恐がっていて彼女の心が怯えているのを俺の心は震えて感じた。
今までには人の心を感じる能力は多少あったが、今回は初めての感じだった。
電話の成り行きで『ありがとう』といわれたような気がする。
俺が努力したからだろう。慰めの手段が思いつかないから『じゃぁ、1センチ動ける?1センチずつ少しずつゆっくり動いてリモコンを取ってチャンネルを変えなよ。大丈夫だって。恐い映画がおそってきたりしないから。』これも二回か三回言った。
たぶん、これが礼の原因だろう。彼女の恐怖が静まって安心してくれたらなら良かった。それで俺も安心する気分だ。俺は何も出来てはいないんだ。彼女自身が頑張って恐怖を乗り越えただけなんだ。俺は無力だった。電話で感じた時のかりんの気持ちがーエネルギーとなり俺の心に伝わった。今日も俺は偽善だった。『大切な人のために生きたい。この命を使う。尽くす。平和の世界にしたい。俺の大切な人のために』このようなことを何度も言っておきながら誓っておきながら俺は何もしてやれなかった。
そんな自分が許せないんだ。憎いのだろうか・・・
どうでもいい。だから俺は今日心に一つ誓いを立てた。
例え、彼女にとって俺はどうでもいい存在だとしても彼女に嫌われても彼女に彼氏が出来ても俺は彼女に尽くそう。出来る時間の限り尽くそう。大切だから。俺の勝手な思いだ。かりんに迷惑をかけないように尽くそう。俺は苦しんでもいい。俺の身は大丈夫だから無視する。自分の身の前に自分の大切な人だ。
かりんは純粋過ぎて悪くも無いのに謝ることもあって良い娘で優しくてハッキリしてて子供っぽいようで大人で、時には大人っぽいようで子供で・・可愛くて・・美しい人だ。心が綺麗だ。そういう人はこの世界で大切だ。俺の大切な人の一人だ。
だから俺は努力しよう。
12月からが新たな俺の人生だ。
今までとは違う人生。
今はかりんが一番身近な存在だ。
命を高めよう。
相手の利益では無く自分にとって大切だから。
それだけの理由だ。
嫌われてもこの意志は消えない。
一度好きになったら・・愛したら俺はその気持ちは消えない。
永久に胸に宿る。
俺は俺自身に誓った。
今日から新たな人生だ。
当分はかりんに尽くすだろう。
だからといって他の大切な人に尽くさないわけじゃない。
今はかりんにだ。
彼女に尽くそう。
そのために俺は跳ぼう。
心のハードルを。